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教習項目9【特徴的な事故と事故の悲惨さ】

第2段階

1 特徴的な事故実態

 近年では特に、高齢者が被害者、加害者となる死傷事故が目立ち、高齢者が道路横断中に被害に遭っている事故が多発している。

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1 交通事故の特徴

[1]発生時間帯

 死亡事故は、16時から20時の時間帯に多く発生している。

[2]発生場所

 死亡事故は、交差点とその付近で最も多く発生している。これに次いで単路の事故が多い。次にカーブ・屈折地点が続く。

[3]運転者の年齢

 死亡・重傷事故数を年齢層別にみると、65歳以上の高齢運転者による事故が最も多い。若年運転者(16歳から24歳まで)による死亡・重傷事故は、このところ減少している。

 若年運転者による死亡事故をみると、特に二輪車の事故が目立つ。

[4]運転経験

 運転経験別にみると、経験年数が短い人ほど事故を起こす割合が高い。これは、危険を予測する能力や安全運転をしようとする心構えが十分でないからといえる。

[5]法令違反

 死亡事故の要因となった法令違反の中では、漫然運転が最も多く、次いでわき見運転運転操作不適の順である。しかし、若年運転者は、漫然運転に次いで最高速度違反が多く、高齢運転者は運転操作不適が多い。

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2 交通事故のパターン

 交通事故は、いくつかのパターンに分けることができ、いずれも運転者の心がけ次第で防ぐことができる。

[4]交差点での交通事故

 ① 右折時事故

  右折するときは、対向車のかげになって見えないところ(死角)から二輪車などが直進することがあるので、見えないところの危険を予測しながら運転する。

 ② 直進時事故

  交差点を直進する場合、対向右折車が止まるだろうと思って安易に直進してはいけない。対向右折車の動きに注意する

 ③ 左折時事故

  前車の動きに注意し、前車の速度が落ちたからと安易に側方通過をすると巻込み事故になる。

 ④ 追突事故

   前車が急停止しても追突しないだけの車間距離をとるとともに前車ばかりでなく、その前方の状況にも注意する。

[6]出会い頭事故

 出会い頭事故を防止するために、一時停止(徐行)と安全確認を徹底することが大切。

2 二輪車の露出性と傷害

 二輪車の死亡事故の多くは、頭部と胸部のけがが致命傷となっている。体の露出が少なくなるような服装をし、ヘルメットやプロテクターは正しく装着する。

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1 服装など

 ① 体の露出がなるべく少なくなるような服装をし、できるだけプロテクターを装着する。

 ② ほかの運転者から見て、よく目につきやすいものを着るようにする。

 ③ げたやサンダルなど、運転の妨げになる履物をはいて運転してはいけない。

 ④ 夜間は、反射性の衣服又は反射材のついた乗用ヘルメットを着用するようにする。

 ⑤ 同乗者についても同じ

  

2 ヘルメットの着用

 ② 乗用ヘルメットは、PS(C)マークJISマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締めるなど正しく着用する。

3 交通事故の悲惨さ

 交通事故を起こすと、運転者は民事上の責任(損害賠償)、刑事上の責任(懲役、禁錮、罰金)を負うとともに行政処分(運転免許の取消し、停止)を受けることになる。

 また、交通事故によって、傷つき苦しむのは運転者本人だけでなく家族も経済的損失と精神的苦痛などの大きな負担を負うことになる。

4 人命尊重の精神

 車や人で混雑する道路上では、ほんのわずかなルール無視や油断が、すぐ交通事故の原因となる。

 運転者一人ひとりが、車社会の担い手としての自覚と責任を持ち、「車は運転操作を一歩間違えば、人の命を奪う危険なものである」ことを、十分認識して、自分の能力のすべてを注いで安全運転に努めなければならない。

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1 人命の尊さを知ることが大切

 運転者に特に求められるのは「人の生命の尊さを知り、豊かな人間愛を持つ」ことである。

2 交通ルールを守ることが安全運転の第一歩

 交通ルールは、人や車が安全に進行できるように定められたものですから、まずルールを守ることが安全運転の第一歩

3 運転技能を過信しないこと

 運転技能の過信は、無理な運転につながる。つまり、運転技能を過信したことが原因となって、大きな事故を起こした例は少なくない。

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4 責任感を持つこと

 運転者は、事故を絶対に起こさないという強い自覚と責任感を持たなければならない。

5 ゆずり合いの気持ちが大切

 自分本位の考えを捨てて、ゆずり合いの気持ちを持って、運転するように心がける。

5 シートベルトの重要性

1 シートベルトの着用

 シートベルトは、運転者自身が着用するとともに、助手席や後部座席の同乗者にも着用させなければならない。

3 チャイルドシートの使用

 チャイルドシートは、交通事故に遭った場合の被害を大幅に軽減するとともに、こどもが運転操作の支障となることを防止する効果もある。